価格と性能
今まで、工業中心に発展してきた3Dプリンターですが、
一般家庭を始め、中小企業など様々な分野向けのプリンターを販売が加速してきています。
発売当初は、企業向けに作られた大きな機械で価格も億単位でした。
今では、かなり価格が下がり数十万円から数万円のものも出てきています。
価格が下がるとともに外寸・重量もコンパクト化させ、
一般家庭でも安全で使いやすいように改良・性能向上など、各メーカーの競争は激しくなる一方です。
私達、一般消費者側からすると価格が下がり、安全性や性能が向上されることは嬉しい事ですよね。
安くなってきたとはいえ、数十万円から数万円とかなり価格差があります。
その差は、3Dプリンターの造形方法にあります。
市販されている3Dプリンターは熱溶解積層法と光造形方式の2種類が現在の主流です。
この2つの造形方法の大きな差は解像度
熱溶解積層法の解像度の平均は0.3㎜から0.1㎜
光造形方式の解像度は0.05㎜から0.025㎜と、造形物のきめ細かさに差が出てきます。
光造形法式よりも、熱溶解積層法の3Dプリンターのほうが低価格で販売されています。
光造形方式のプリンターもどんどん価格が下がってきていて、5万円台の機種が販売予定と価格競争は続きそうです。
現時点での、最安値はM3D製の「The Micro(ザ マイクロ)」
価格は日本円で約2万円(199ドル)から約3万円(299ドル)(国内では未発売)
造形方法は、熱溶解積層(FDM)方式で、
素材はABS樹脂・PLA樹脂 (専用のマイクロフィラメントスプール以外にも、1.75㎜のフィラメントも使用可能)
本体サイズも18.5×18.5×18.5cm・重量も約1㎏と軽く、積層ピッチは50から350マイクロメートル。
一般家庭向け・初めての1台に最適な3Dプリンターです。
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