メイカーズになろう!

3Dプリンター活用の注意点

思い描いたものが形にできる。まさに夢の様な機械3Dプリンター。

製造業を始め、建築・医療の分野でも需要が増えてきています。


3Dプリント出力サービスや家庭用3Dプリンターも低価格化してきたことで、一般家庭への普及も広まりつつあります。
便利で夢のある3Dプリンターですがたくさんの危険性も抱えています


少し前、ニュースにもなった
3Dプリンター製造した銃を所持していたう疑いで、銃刀法違反で逮捕された大学職員の男がいました。


海外のサイトから銃の3Dデータをダウンロードし、自宅の家庭用3Dプリンターで製造したとのこと。
この樹脂製の銃は、ベニヤ板(厚さ2.5㎜)を15枚撃ちぬくほどで、十分に殺傷能力があるものだったそうです。


3Dプリンターを使えば、誰でも家庭で容易に銃が製造できてしまうのは恐ろしいことです。
樹脂で製造されているので、もちろん金属探知機も感知しません。
飛行機などに持ち込まれ、ハイジャックされる危険性も高まります。


銃器以外でも、軍用部品・ドラッグ・貨幣の偽造や鍵や実印の偽造など、犯罪を引き起こす危険性も秘めています。
すでに、中国では3Dプリンターを使って、ATMスキミング装置の量産され出回っていると・・・


貨幣は実在する物体なので、3Dスキャンをして3Dデータ化して貨幣の鋳型を製造してしまえば
偽造がいとも簡単に行われてしまいそうです。
日本の貨幣は、日本の硬貨と検索すれば、素材と割合がすべて表示されます。
(*ちなみに、500円玉はニッケル黄銅(銅72%・亜鉛20%・ニッケル8%)で作られています。)


犯罪に使われる危険物の製造以外にも著作権侵害の問題もあります。


データさえあれば、本物そっくりのレプリカ(複製)が作れるのは3Dプリンターの良さです。
その良さが裏目に出てしまう危険もあるのです。


そんな危険を防止するために3Dプリンターのセキュリティプログラムが開発されました。


違法性・著作権の侵害の危険がある場合には、プリンターが指示を受け付けないというセキュリティプログラムです。
3Dデータが、法的な認可があるのかどうか(ブラックリスト対象製品)かどうかを判断し、
不法なデータの場合は3Dプリンターの作動をストップします。


まだ実用化はされていませんが、
実用化されれば、銃器の不法所持などの防止・治安の維持・模倣品による正規品の品質低下を抑止・偽造部品による機械や消耗品による事故の防止にもなるので、早い実用化が待たれます。


とはいえ、現在すでに販売されている3Dプリンターについては
セキュリティは組み込まれていないので、犯罪に使われる可能性は大いにあります。


使用者の常識的な判断で使用していくことが重要です。

関連記事


3Dプリンターとは??

拡大する3Dプリンター市場


<<<前の記事【3Dデータの作り方・入手方法】